CLUB jP STYLE
MENU
今回の先生:南里 秀子先生

猫の森株式会社
(旧キャットシッターなんり)主宰
南里 秀子先生

[第2回Lesson]キャットシッターに聞く! 高齢期を支える健康なカラダづくり

健康なカラダづくりには、「正しい食事管理」と「適度な運動」が必要だと言われますが、猫にとって運動とは何でしょう? 犬と違ってお散歩にいくわけではないので、猫の運動、それはすなわち「遊び」です。この「遊び」はなかなか奥が深く、猫の生活に重要なひとときであり、遊ばせ方次第で猫の満足度がまったく変わってきます。愛猫にいつまでも元気でいくつになっても体も心も若々しくいられるように、高齢期の猫にも役立つ、猫心をくすぐる遊ばせ方のコツを伝授します。

プロフィールを見る
南里 秀子先生(猫の森株式会社(旧キャットシッターなんり)主宰)

1992年、日本初の猫専門の留守番サービスを開業したキャットシッターの草分け的存在。2002年には飼い主の入院・死亡などで猫の世話ができなくなった場合の猫を引き受け、生涯クオリティの高い暮らしを提供する「猫の森」システムを開始。猫と人のよりよい関係を常に考え、執筆活動やセミナー、キャットシッターの育成などにも力を注ぐ。

猫の森

[1時間目]猫にとっての「運動」を考えてみよう

健康なカラダづくりの基本とは?

「室内飼育の猫は運動不足で肥満気味」だといわれますが、肥満は猫にとっても万病の元。高齢期の猫の健康に悪影響を与えることは改めて言うまでもありません。愛猫の健康なカラダづくりの基本は、「正しい食事管理」と「適度な運動」です。けれども、猫の肥満の原因は「運動不足」よりもむしろ「食事管理」によるところが大きく、運動量に見合った食事管理がいかにできているかにかかっています(第1回Lessonをご参照ください)。

そもそも猫の「運動」ってどんなことをするの?

そもそも猫にとっての運動とは何でしょうか。動物は人間のようにカラダを鍛えることを目的に運動をすることはありませんから、生きていくために必要な活動がエネルギーを消費する「運動」の基本となります。猫にとってそれは、子孫を残す「生殖活動」と、食料として獲物を捕るための「狩猟」の2つに大きく分けられます。

女性イラスト 猫はもともとしなやかな肉体をもち、抜群のバランス感覚とすぐれたジャンプ力を兼ね備えた動物です。野生の猫であればこの体の機能をフル活用して生活していますが、最近の室内飼育の猫の多くは避妊・去勢手術を受けていますし、狩りをして自分で食料を調達する必要もありません。本来の運動能力を発揮する場が少ないことが運動不足と言われる所以なのです。

猫は犬のように散歩やドッグスポーツはしないものの、飛んだり跳ねたり遊ぶことが大好き。飼い主さんが猫の習性や本能を理解して「遊び」の中にうまく取り入れることで、活発に体を動かす機会を増やせば、運動量のアップも期待できます。

室内猫はやっぱりストレスを抱えているの?

女性イラスト

「室内飼育の猫はストレスを抱えている」とよくいわれます。けれども、人も含め動物は生きていく以上、どんな環境でも多かれ少なかれストレスを感じているもの。もし、室内猫がストレスを感じているとしたら、それは「室内飼育」だからではなく、生殖や狩猟など、猫の本能を満たすことができず、エネルギーを持て余していることが原因。こうした本能は本物の体験でなく「遊び」を通じた疑似体験でも満たすことができ、ストレス発散にもなります。猫の遊びは、体の健康はもとより心の健康のためにも大切なのです。

ここがポイント
  • カラダづくりの基本は“運動量に見合った”食事管理。
  • 猫にとっての運動は、「生殖」や「狩猟」など本能的な活動。
  • 本能を満たす「遊び」で、体も心も健康に!
PAGE TOP
日清製粉グループ 日清ペットフードHOME

Copyright (C) Nisshin Pet Food Inc. All Right Reserved.