避妊・去勢の検討

繁殖の予定がないのであれば、性成熟前の避妊・去勢を検討してみましょう。

●避妊・去勢のメリット・デメリット

避妊・去勢の一番大きなメリットは、高齢期に増加する生殖器系の病気を予防できること。メスなら、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍など。オスなら、前立腺肥大や精巣腫瘍、肛門周囲腺腫などの予防につながります。その他、メスは、生理の煩わしさや発情時のストレスから解放されますし、オスは、マーキングやマウンティング、他の犬への攻撃性の軽減などが期待できます。
デメリットとしては、オスもメスも太りやすくなる傾向にあり、体重コントロールが課題となります。

●避妊・去勢手術の時期

避妊・去勢手術の時期は、一般に生後6〜7カ月で行われることが多いようですが、近年、米国では早期手術が推奨され、生後6〜14週齢で行っても問題ないとの結果が出ています。いずれにしても性成熟前に行うほうが、病気予防や問題行動の抑止効果が高いと考えられています。とくにメスの乳腺腫瘍は初発情前に避妊手術をすることで、発症率を著しく抑えることができます。
性成熟の時期は個体差があるため、動物病院で相談して、適切な時期を決めましょう。