
歩き方
【あるきかた】
歩様。自分の足で歩く姿形のこと。
人はかかとを地面につけて足の裏全体で体を支えて歩きますが、犬や猫などの4本の足で歩く動物はかかとを地面につけないつま先立ちの状態になり、指先で体重を支えて歩きます。
このほうが速く走れるという利点がありますが、長距離を走るのには向きません。犬では犬種によって足の長さや角度に違いが見られるため、犬種特有の特徴的な歩き方をするものもいます。
犬の歩き方の主なパターン
歩いたり走ったりするとき、人では2本の足を交互に出すだけですが、4本足の動物では足の動かし方によって、歩き方や走り方にいくつかのパターンがあります。
<常歩(なみあし)/ウォーク>
4本足の動物で一番ゆっくりとした歩き方。右前足→左後ろ足→左前足→右後ろ足のように、前後の足をバラバラに動かして歩く。
<速歩(はやあし)/トロット>
左前足と右後ろ足、右前足と左後ろ足のように対角線上に2本の足を同時に出して動かす。リズミカルな小走りの状態。
<駆歩(かけあし)/キャンター>
全力疾走まではいかないまでも、速歩よりも早い走り。前後対角線上の足が2本同時に着地した後に、残りの2本の足が別々に着地する。
<襲歩(しゅうほ)/ギャロップ>
全力疾走で最も速い走り方。4本の足が全部地面から離れている瞬間がある。
歩き方がおかしいとき
足をひきずる、腰がふらふらする、痛がる、歩きたがらないなど、歩き方がおかしいときは、なんらかの異常のサインです。特に最近では、犬の骨や関節の病気「関節疾患」が増えています。
大型犬に多い「股関節形成不全」の場合は、腰を振りながら歩く(モンローウォーク)、後ろ足を揃えて走る(ウサギ跳び)、足を引きずるなどのしぐさが見られ、ひどくなると痛がって歩けなくなります。
小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」では、足をつくことができずに片足で歩いたり、足を引きずったりします。まっすぐ歩けずにフラフラしているときは、神経や脳の病気も考えられます。
高齢犬では足腰の筋力が衰え、それまでらくらく飛び乗っていた場所へのジャンプを失敗したり、躊躇したりするようになります。
いずれの場合も、歩き方に異常が見られたら、動物病院へ相談しましょう。


